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今回はハウスメーカーの建築コストについて少し考えてみたいと思います。 ●ハウスメーカーのメリット・デメリット 大手ハウスメーカーの一番のメリットはやはり信用力。何を買うにしてもやはり大きな会社の製品を買うほうが安心ですもんね。 最近は建てた後の『60年保証』を謳うメーカーも増えてきました。60年ですよ!私が90歳になるまで保証してくれるなんて、すごいの一言です。まぁ、これにもいろいろカラクリがあるにはあるんですが・・・ そしてブランド力。毎日のようにメーカーのCMが流れている今日(特に正月とGWはすごいですね) 『おたく、あの○○ハウスさんで建てられたんですね。うらやましい~』なんて言われたいですもんね。 ●家を建てているのは下請けの工務店 さて、大手メーカーは当然年間何千棟とかの家を建てているわけですが、これだけの物件を自社だけで建築することは絶対に不可能です。 ここでひとつ誤解を解いておきたいと思います。 ハウスメーカーは、お客さんの応対やプランニング等は自社で行ってますが、いざ工事が始まれば実際に施工をするのは下請け・孫請けと言われる『工務店』です。 現場管理に関しては、自社の現場監督を現場につかせます。ただ、監督一人当たりの現場担当数が非常に多い(多いところでは一人で10棟近く見ているとのウワサを昔聞きました) それだけの現場を一人の人間で見ようとすると、一日中発注や現場見回りに追われてしまいます。当然現場管理がおざなりになりがちです。(うちの監督は3棟ぐらいでも大変そうにしてますから・・・) また、一概に工務店といっても技術レベルはいろいろ。そこで『誰が』造っても『同じような家』になるように部材をすべて工場生産し、組み立てのみを現場で行うというシステムを取っています。 これは単純に品質を安定させることになりますし、部材を標準化させて大量生産することによってコストを抑えることができます。 ですから、ハウスメーカーは鉄骨造や2×4、プレハブ工法などの工場生産しやすい工法を採用しているケースが多いんです。 中には部屋をほとんど工場で造ってから、大型トラックで部屋ごと運んでくる工法を採用しているメーカーもあります。 (次回に続く)
by ka_ku_syu
| 2005-01-22 19:58
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